その内容をご紹介いたします。
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相談者は母子世帯のお母さん。
子ども5人。第1子・大学生、第2子・16歳、第3子・7歳、第4子・4歳、第5子・3歳。
第1子が大学進学のため、今年3月から世帯分離しました。
その子の教育費を工面するため「教育ローン」を借り、1月に、子どもの口座に入金されました。
世帯分離前の入金であったため、「世帯の収入」とみなされたようです。
役所から「サギだ。訴えられてもしょうがないのだぞ」と言われ、「私の収入が増えたので、生活保護を辞退します」と書かされたそうです。
子ども5人をかかえたお母さんが、生活保護を廃止になり、途方にくれて電話で相談してきたのです。
地方(札幌市外)に住む方からの相談であったため、当該地の日本共産党議員に対応をお願いしました。
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「サギ」ではありません。
子どもを世帯分離するのと、教育ローンが入金されるタイミングがずれただけです。
大学生の他、子ども4人とお母さんが暮らしていくのは大変です。
その生活を考えずに、一方的に保護を辞退させてしまえば、一家の暮らしがたちまち破たんすることは目に見えています。
役所の仕事は、生活保護を切ることではありません。住民の暮らしを守ることです。
お母さんと子ども5人、安心して生きていけるように生活保護再開をさせなければなりません。